日曜日は割と暇な(かなしい)CalaColoはしもとです。
今回から何度かに分けて「自費ヘルパーの使い方」について、実際のご利用例を挙げてご紹介していこうと思います。
本日のお題はご相談の多い「結婚式の付き添い」です。
どこからどこまで手伝ってくれるのか?移動方法は?などなど、具体的に実例からご説明いたします。
お客様のご要望も千差万別、ご利用シーンや事業者によってもさまざまなパターンが考えられるので”絶対にこうなる!”というわけではありません。
結婚式にご家族を呼びたい新郎新婦さんや、「行ったら迷惑がかかるから・・・」と我慢している方、人生の晴れ舞台をより良いものにするためにも参考になさってくださいね。
ご依頼内容
- ご依頼人:新婦のお母様
- お客様:新婦のおばあ様
- 概要;お客様ご自宅にて身支度の介助、現地へ移動介助、お式と披露宴会場間の移動とその間の身の回りの介助、披露宴終了後自宅まで移動介助、ご自宅にてお着替え等
ご依頼の背景
川崎市でお一人暮らしをされている新婦のおばあ様を横浜市内での結婚式にお呼びしたい新婦様とそのお母様。
参列される他のご親族は遠方からいらっしゃり、近場で対応できるのはお母様のみだったので当初はお母様がお迎えに・・・と考えていたとのことですが、当日は新婦のお母様ということで早朝からお仕度が必要かつ、お着物での移動や介助は難しいと判断され、何か方法がないかと探した結果CalaColoへのご相談をいただきました。
お客様本人の状況とご提案
お客様の状況
- 82歳女性
- 川崎市内にて独居、宅内での生活はゆっくりと行えばほぼ自立
- 自宅内での移動は手すり伝い歩き
- 外出時は車いす移動
これらのことから、必要になるお手伝いは次のことと判断しました。
お出かけ前のフォーマル服へのお着替えと身だしなみのお手伝い
移動はタクシーもしくは介護タクシー利用
会場間の移動とお手洗いへの誘導
お食事はご自身でとれるため会場内でのお手伝いはとくに行わずヘルパーは会場外で待機、移動時やお色直し中の中座のお手伝いをご提案しました。
結婚式当日の流れ
9:00 お客様ご自宅へ訪問、用意して頂いていたフォーマル服へお着替えの介助
お化粧はご自身でほぼ行い仕上げチェック、ヘアメイクのお手伝い
10:30 介護タクシーのお迎え、車いすに移乗し乗車
11:30 現地着、受付後チャペルへ移動、ヘルパーは退出
12:30 式終了、写真撮影後お手洗いを済ませ披露宴会場へ移動
13:00 披露宴開始
新郎新婦様がお色直しで中座している間一度お手洗い
15:30 披露宴終了、新郎新婦様やご親族との歓談
16:30 介護タクシーお迎え着、自宅へ出発
17:30 ご自宅着、お着替えとメイク落としや片付けを済ませ夕食のチェック後終了
実際の時間とは一部異なりますが、おおむねこのような流れでした。
結婚式と自費ヘルパーにまつわるよくある質問
- Q介護タクシーと民間のタクシーどちらがいい?
- A
車いすの方には介護タクシーをおすすめしております。介護タクシーの予約が取れなかった場合や普通車のタクシーを希望される場合は民間のタクシーを利用して頂いても移乗介助は可能です。(折りたためるタイプの車いすに限ります。積載の可否はタクシー会社へお問い合わせください。)料金は介護タクシーでも自費利用となるケースなので大きく差が出ることはないと考えて大丈夫です。
- Q公共交通機関を使って移動できる?
- A
もちろんです。歩行~車いすまで公共交通機関を利用しての移動介助も可能です。
- Qどこの地域まで行く/迎えは可能?
- A
お迎え場所と式場が神奈川県内であればご対応可能です。いずれか、またはいずれも県外の場合は地域によって対応の可否が異なります。(東京都内や静岡県東部など近県の場合は一部対応可能)また、遠方からいらっしゃる場合や遠方へお送りする場合、空港や新幹線駅への送迎も承っております。
- Qメイク・ヘアメイクについて
- A
お客様が所有されている化粧品や物品を使用してできる範囲のご対応となります。
- Q着物の着付けは可能?
- A
自装できる程度の知識はあるためお客様ご自身で着付けられる場合はお手伝いの範囲でしたら対応可能ですが、お任せいただくことはできません。ご不安な場合は美容室や式場の着付け室への送迎をいたしますのでそちらをご利用ください。また、歩行や動作に支障をきたす可能性があるため、なるべく洋装での参列をおすすめいたします。
- Qヘルパーの服装について
- A
特にご指定のない限り黒のスーツ(パンツスタイル)とローパンプスを当日着用します。
なお、ドレスコードや色味の指定がある場合や、盛装のご希望があれば介助内容に応じて可能な限り柔軟に対応いたしますのでお気軽にご相談ください。
- Qヘルパーさんのお席は必要?
- A
席に関しては、視覚障がいがある方のガイド役を勤める場合や行動障がいがあってお一人で座って過ごすことが難しい方など、常に介助につく必要がある場合はご用意ください。今回のケースのように着席している状態での介助が必要でない方の場合は適宜下がらせていただくため用意の必要はありません。
- Qヘルパーさんの食事は必要?
- A
ご遠慮させていだいております。あくまでお客様の”手足の代わり”ですので、今回のケースのように介助が不要な場面では下がらせていただいております。ヘルパーのことは会場スタッフさんと同じようなものか、黒子みたいなものと思って扱ってください。
必要なときは介護保険外サービスという選択肢を
結婚式の付き添いについてご相談を受けると「えっ、そんなこともお願いしていいんですか?」と驚かれることも多々あります。
いや~ずっと言えなかった私の本音をここでぶっちゃけてしまうと・・・
主役の新郎新婦さんが「晴れ姿を見てほしい」って言ってるんだから!
人生一度の晴れ舞台、二人でこだわって作り上げた結婚式。そこに呼びたい人がいるのならば、他でもない主役の希望なんですから絶対に叶えたいと思うのです。
そして、そのお呼ばれされた人もお祝いしたいって言ってるんだから!
そんなおめでたい一度きりしかない晴れの日に、「どうぞ来てください」ってお呼ばれしたんですから。
誰かの迷惑になるから・・・って行かない理由を探すより、お祝いの気持ちを携えて目一杯おめかしして行きましょう!
・・・と、ヘルパーがお手伝いをするだけで誰かの願いが叶うならお安い御用じゃないの!と常々思っております。
今回のケースのように一人で式場まで移動することが難しいおばあちゃんを結婚式に呼びたいと思っても結婚式の当日と言えば新郎新婦さんは当然、そのご家族も大忙しで手が回りませんよね。そんな中動けるご親族もいないともなると残念だけど仕方ない、と諦めてしまうケースも多いとウェディング関係の方も話していました。
そこに「自費ヘルパー」というパーツをひとつ組み合わせることで何も諦めることなく、負担や心労を減らせる選択肢があるということをお知らせできればなと思います。
もちろん私だけではなく他社の自費ヘルパーさんもたくさんいるし、必要な部分を他の介護保険外サービスや民間サービスを利用するかたちをとってもなんでもいいと思います。今回の場合なら介護タクシーを利用するという選択肢を増やしただけでもかなり楽になったのではないでしょうか。
まとめ:理想があるなら叶えよう
今回のご依頼のテーマは「支度して行って中移動して帰ってくる」(身支度+出発前介助+移動介助+帰宅後介助)だったのでニーズに自費ヘルパーが上手くはまりました。
これが「行って帰ってくる」だけであれば介護タクシーで十分ですし、「支度する」だけにお手伝いが必要であれば訪問美容でも良いと思います。
重要なのは、結婚式の主役である新郎新婦さんとそのご家族、そしてお手伝いが必要な方それぞれが希望や理想を叶えられるよう、そこに過不足なく適切なサービスを介入させることで素晴らしい時間を過ごすことです。
この「過不足なく」がポイントで、足りなければ困るけど行き過ぎも良くありません。どうぞそれぞれのご事情を鑑みてより相応しいサービスを選択してください。
個人的には総合的にお手伝いできる自費ヘルパーという選択肢はおすすめできると自負しています。私への依頼でなくとも構いませんので、ご質問等あればどうぞお気軽にご連絡くださいね。



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