「ヘルパーってダサい」?|自費ヘルパーとしての”見た目”へのこだわりの話

介護保険外サービス

ちょっと久しぶりなCalaColoはしもとです。

ヘルパーにしてもネイルにしても、体の大きい私は無理な姿勢になることが多々あるため腰を痛めがち。このところは抱え込んで介助するシーンに多く出くわすこともあり、ばっちり慢性腰痛を発症中です・・・どなたか平塚や伊勢原あたりにいいマッサージ屋さんご存じないですか(涙)

それにしてもすっかり朝晩は涼しくなり、そろそろ衣替えを考える気候になりましたね。毎回衣替えをするたびに、「なぜここに収まっていたものが入りきらないのか」と頭を抱えています。

そんな今回は衣替えに関連して「仕事中の服装・見た目」について語っていこうと思います。

ヘルパーが”ダサい”といわれる所以

世間一般の方からのイメージとして、ヘルパーが「かっこいい」と言われるような見た目をしていないのは悲しいかな事実だと思います。

顔のつくりや体格が素敵な方はいくらでもいますが、結局俯瞰でその人を捉えたとき目につくのは大部分を占める服装や全体のイメージ。これがダサいというか、地味というか、少なくとも「おっ」と目を引くような見た目ではないことがほとんどです。

理由としては、

  • 年齢
  • 移動手段
  • 制服が地味
  • 化粧や髪型

と、このあたりが原因でしょう。

ヘルパーさんの仕事柄、家事がある程度できることが前提で、特に登録ヘルパーさんの働き方の特徴上はたらく人は女性多めかつ平均年齢が高いです。80歳で現役のヘルパーさんもいて高齢化が問題になっているくらいなので、ヘルパーといってイメージされるのは「おばさん」でしょうね。

次いで移動手段は地域によりますが小回りやコストの観点からチャリや原付を使う人を多く見かけます。

さらに服装の規定はたいがい「チノパン(地味色)、ポロシャツかTシャツ(地味色)、かかとのある靴(地味色)、髪は地味色」あたりですね。色味の注釈に”華美ではない”と書かれていることが多いです。髪型は邪魔にならないように結び、メイクも仕事中に落ちてしまうので最初からノーメイクなんて方もよく見かけます。

はい、これで

ヘルパー=「自転車に乗った地味なおばさん」

のイメージが完成です。

仕事に汗する君は美しい、とはいえ、かっこいい憧れの存在と言えるかはなかなか難しい。

華美ではないって何色?

いまいち判然としないのはよく規定文に使われる「華美ではない」。

ギラギラの金銀やド派手なヒョウ柄や総柄物はさすがにダメなんだとわかりますが、シックなプリント物やワンカラーの色物はどうなんでしょうね?その事業所の管理者の匙加減なんでしょうか。

結局のところここが明確ではないので、いちいち指導されるのも面倒だし白黒グレーベージュは間違いないからと安全マージンをとってアースカラーに落ち着く人がほとんどです。

あれも不可これも不可。理由もわかるんだけど・・・

香水やアクセサリーが不可と言われる理由は明確で、香水はいわゆる「スメハラ」になってしまう恐れがあり、とくに身体介護を行うときに体を近づける必要があるので香りを強く感じて気分が悪くなる可能性があります。アクセサリーも身体介護を行う際に相手を傷つけてしまう恐れがあるからです。

派手な服装や金髪なんかが不可と言われるのは「威圧感」があるからでしょう。すさまじいギャルがヘルパーとして現れたら、嫌かどうかは別として確かにびっくりしますよね。

個人的に解せないのは「ジーンズ不可、ハーフパンツ不可」というところ。
世代的にジーンズや足を見せることが失礼にあたるのはわかるのですが、ジーンズNGジャージOKのケースに関しては理解しがたいです。
裾の短いものに関しては、暑い中ひいひい言いながら訪問したら高齢者に合わせた弱冷房下、寒い中で訪問すれば暖房ホカホカの環境下。そんな中せっせと介助したら汗だくにもなります。真冬はともかく、熱中症予防としてある程度の軽装は許容されても良いのではと思います。

じゃあ自分はどうする?CalaColoの場合

自費ヘルパーをはじめ介護保険外サービスという仕事は「お客様に選んでいただく」必要があります。なんの強制でもなければ、不要であれば選ばれず、果てには切り捨てられる仕事です。

ならば常に「選ばれるための理由」が必要だと思っています。
「安心・安全なサービス」なんてそんなものは当然で、それだけで良いのであればいくらでも選択肢がある世の中です。

なればこそ、ヘルパー自身の見た目にもこだわって、ちょっと大仰に言えば「かっこいいヘルパー」を目指して、それを良しとするお客様に選んでいただきたいのです。

特別な日には特別なヘルパーを

自費ヘルパーに外出付き添いのご依頼があるシーンは特別な日ばかりです。

結婚式、デパートでのお買い物、小旅行、観劇・・・そんな楽しい一日に付き添うヘルパーがパッとしない見た目をしていたら、いくら優秀なヘルパーだったとしても少しがっかりしませんか?

たとえば、銀座でご進物の買い物をした後に旦那さんとの思い出のお店でランチ。車いす生活になってずっと行くことができなかった思い入れのある街に出かけるから朝早くから新調した洋服を身にまとって支度を整えてメイクもばっちり。
そんなところに迎えに来たヘルパーが使用感漂うトレーナーに地味なスニーカー、髪の毛は雑にひっ詰めて何とも言えないリュックサックを背負って「さあ行きましょう」ときたら・・・

ヘルパー本人に悪意はなく、ただただいつも通りにしてきただけです。
車いす介助だから安定した足元とリュックサックを選択するのも間違ってはいません。

ただ少なくとも行き先に似合っていません。ご本人の思いも反映されていません。

このズレによって特別な一日が残念な一日に変わってしまうこともありえます。

その特別な日、私ならこうする

まず行き先が銀座の時点でその辺のスーパーへ行くような服装はありえません。

今の時期に選択するとすれば、腕がレース地で華やかなカットソーにモスグリーンのフレアパンツを合わせるか、秋らしいブラウンのロングワンピースをチョイスします。基本的にパンツスタイルが第一選択となりますが、パンツとスカートどちらを選ぶかは介助の程度や行き先、あとはお客様の好みにもより、つかまり立ちができる方であれば介助に支障をきたすことはないためスカートを選ぶこともあります。

足元はローパンプスで、鞄は斜め掛けができるちょっとしたハンドバッグ、髪型は片側を編み込んでひとまとめに整え、メイクはいつも通りしっかりと。ここはどんなご依頼でも大体同じです。

これらのコーディネートならば行き先がどこであろうと、少なくともお客様に恥をかかせるようなことはなく、確実に必要な介助をすることができると自負しています。

TPOをよく考えるということ

外出付き添いで初めて訪問するときは基本的にスーツかオフィスカジュアルです。ご依頼によって華を添えるような服装にすることもありますし、逆に黒子のように溶け込めるようなシンプルな服装にすることもあります。

その他には、ネイリストとしての訪問であれば美容を提供するものとしてより華やかな服装を選びますし、庭のお世話や草むしり・大掃除などの作業メインのご依頼であればつなぎを着用したり、Tシャツにジーンズということもありますし、気温に応じてさらに軽装もします。

どんなご依頼に対しても常に同じ服装をしているわけではなく、服装を選ぶときに共通しているのは「TPOを考える」ことです。
依頼された介助や作業を確実に行うことは当然のことで、それを遂行するための最適な状況づくりとその先にある「求められている役割を常に意識して訪問時の出で立ちを選んでいます。

安全なサービスと見た目の両立

気温が高い時期はひざ丈のワンピースにサンダルというコーディネートをすることもありますが、これはスーツだと見た目に暑苦しく、我慢して汗をダラダラかいていても見苦しい上、こちらが熱中症で倒れていては仕事以前の問題だからです。

とはいえ、お客様のお宅に上がる際に裸足はありえないため靴下は持ち歩きます。いくら見た目にこだわり、自分の安全を考えたとしても、それが常識外れになってしまっては元も子もありません。
時間管理のために腕時計をつけていたり、特別な外出であれば華やかなピアスを着用することもありますが、身体介護を伴うお客様の対応であればそれらは外します。

つまり、私自身はいかしたヘルパーであることにこだわっているものの、それは常識の範囲内かつお客様の安全とサービス提供の条件が揃った時に限るもので、その条件が満たされない限り自らを過度に飾ることはなく、お客様とご依頼に対し自分の技量の中で安全だと言い切れる上限いっぱいのおしゃれを追及しています。

イケてるかっこいいヘルパーを目指して

最初に少し辛辣に書いてしまいましたが、規定に則って真面目に勤務されているよそのヘルパーさんを否定するつもりはありません。規定を守って勤務することは被雇用者を守ることに繋がりますし、規定を作って守らせることは雇用者を守ることに繋がります。

そして、一般的な見た目をした人物に信頼感を感じて安心するお客様がたくさんいることも事実です。

それでも私にはその枠がどうしても窮屈で飛び出してきた人間で、お客様の中にも枠の中では思いが叶えられない方もいるのではないでしょうか。

ひとりくらいこんなヘルパーがいてもいいんじゃないかな。

こんなヘルパーがいたら楽しいかもな。

と、共感していただけたらとても嬉しく思います。

どうせやるならダサいって言われないような、イケてるヘルパーになりたい。

見た目をよくする以上、求められる技量も高くなるものです。

それに負けぬよう、期待に沿えるよう、これからも研鑽を続けていく所存です。

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