訪問介護と自費ヘルパー、どっちをどう使う?ー損なく活用する方法ー

介護保険外サービス

みなさまこんにちは~CalaColoのはしもとです!今日も暑いですね~

前回の投稿で「介護保険外サービスの種類」についてお話ししましたが、今回は私がもっとも得意とする「ヘルパー」の分野に焦点を当てて深堀りしていきたいと思います。

\前回記事はこちら/

介護保険と障がい福祉を併せておよそ10年の期間を訪問介護に従事し、富裕層向けのヘルパーを経て現在は自費ヘルパーとして活動しています。

そんな自分自身の経験をもとに、介護保険と介護保険外の両方からの視点で忌憚や忖度なしでつらつら綴っていこうと思いますのでどうぞご覧ください。

訪問介護と自費ヘルパーの違い

訪問介護と自費ヘルパーの明確な違いを挙げるとすれば、まず「保険利用か否か」で、すなわちかかる費用に明確な差があります。

この価格差については前回記事でも触れていますので今回はざっくりと表して、

大体5倍から10倍の金額差がある

と考えてください。1000円が5000円や10000円になると思うと、「ふーん、そっかー」と気軽に済ませられるものではないですよね。

次に違いがあるのは、

頼めることの自由度、幅の差が大きい

です。現に訪問介護を利用されている方なら体感されていることと思いますが、訪問介護のサービスではかなり事細かに出来ることと出来ないことが区別されています。

訪問介護で対応してくれないこと

具体的な例を挙げると、

  • 利用者本人以外の調理、本人居住エリア以外の掃除
  • おせちやお菓子作り、梅干しなどの特別な調理
  • 大掃除、草むしり、洗車など生活に不可欠と言えない掃除
  • 同居家族が居る場合の共有空間(浴室やトイレなど)の掃除
  • ペットのお世話、利用者以外の家族等へのサービス提供
  • 通院以外の外出、生活圏外への買い物、嗜好品やお歳暮等の購入

このあたりが普段の生活を送る中で対応してくれないと不便に感じると聞かれる内容です。

この他にも見守りのみの利用や散歩は不可だったり、普段生活援助のみ利用している方が身体介護を希望したり、身体介護の予定→当日生活援助に変更といった急な変更は契約によって難しいこともあります。

かたや自費ヘルパーはどうかというと

訪問介護のように「希望していることがあるのに対応してくれない」ことはほぼないと考えて大丈夫かと思います。厳密にサービス区分が決まっているわけではもなく1時間あたりいくらの計算なので、身体介護でも家事でも外出でも時間内はお客様の希望通りにサービスを提供します。

ただ、これは私の個人的な意見としての注意なのですが、介護保険のヘルパー(訪問介護員)と違って

自費ヘルパーに資格の有無は問われません。

運営する会社によっては独自ルールとして有資格者のみの採用を行っていたり、そもそも訪問介護を提供している事業所が追加で自費サービスも提供しているという場合には有資格者しか在籍できないはずなので無資格者が出てくる可能性は限りなく低いと考えられます。

とはいえ、現段階では自費ヘルパーの提供資格が法律によって定められているわけではなく、全国展開している大手の事業者から私のようなちい~~さな事業者までさまざまなので、「安全性」「専門性」の観点から特に身体介護を要する依頼は注意が必要です。

訪問介護と自費ヘルパーいいところどりのススメ

さてここまで訪問介護と自費ヘルパーそれぞれの違いから主にデメリットを挙げていきました。

次はそれぞれのメリットに目を向けてみることにしましょう。

訪問介護:安い、絶対に有資格者が来る

自費ヘルパー:なんでもやってくれる、融通が利く

このことから双方のメリットを最大限生かしてさまざまなサービスを使いたいときには、

介護保険のサービスを最大限活用した上で、足りない部分だけ自費ヘルパーで補う

と、どちらか一方に拘らずいいところどりをお勧めします。

普段は訪問介護やデイサービスなどにできる限りお願いして生活を維持し、年に数度の大掃除や、たまの遊興や外出や旅行、生活圏以外への買い物や冠婚葬祭への出席、家族が出かけて全員不在の日の見守りでスポット利用など、イレギュラーな理由で介助が必要になったときに自費ヘルパーを利用するという風にそれぞれのサービスを活用すると希望に十分沿った生活になると考えられます。

“介護のイレギュラー”は他にも

「訪問介護で対応できない内容」ではなく、シンプルに時間数が足りないときや認定が下りないなんて事態も考えられます。

もちろんこういった時にも抑えとして自費ヘルパーは有用ですが、もし実際の状況と介護度に乖離があって時間数が足りない問題が発生している時には早急にケアマネージャーさんへ相談をしてください。

認定調査をし直して介護度が上がれば使えるサービスも増えるので無理に介護保険外サービスを利用する必要はなく、介護はまだまだ先が長いのですから無理なく持続可能な生活を送ることが第一です。

使えるものはなんでも”いいよう”に使うべし

訪問介護にしても自費ヘルパーにしても、どちらも慈善事業ではなくきちんと利用料金を頂戴している「商売」なのですから、お客様である利用者さんたちは多少身勝手な使い方をしてもいいし、もっとワガママになっていいと個人的に思っています。

もしワガママがヘルパーさんに断られてしまったら、そのワガママをぜひ自費ヘルパーにぶつけてください。私はもちろん大体のことはぶつけてもらって大丈夫ですし、どこかで手ぐすね引いて待ち構えている他の自費ヘルパーがそれを叶えてくれるかもしれません。


介護保険サービス、介護保険外サービス、すべてひっくるめて「社会資源」と言います。

自然由来の資源と違って人がいる限りこれが枯れることはありません。

枯れない資源ならば使われないのは非常にもったいないことですから、ぜひこれをご覧の皆さんが今に限らずいつでも介護で困ったときはたくさんの社会資源を使ってあげてくださいね。

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